カフェの話でやりとりが続いているのに、「今度行ってみたいですね」で毎回終わってしまう。反対に、まだ話していない段階で日程を聞くのは早い気がする。初めて会う提案は、会話に出た話題を一つ選び、相手が会うかどうかを答えられる一通にすると組み立てやすくなります。
この記事では、メッセージの話題から誘う文面と、返答ごとの次の一通を紹介します。会話と日程は全て架空の例です。何往復したら誘う、どんな返事なら必ず会える、といった基準は設けていません。
誘う前に、提案の中身を一つにする
最初の誘いで、店、日程、連絡先、集合場所まで全て決めようとしなくても大丈夫です。まずは「その話を、会って続けてみませんか」と提案し、会うことへの返事をもらいます。
文章に入れる材料は、会話に出た話題と、どんな時間を過ごしたいかの二つです。例えば、コーヒーの好みを話しているなら、昼のお茶が候補になります。映画の話なら、一緒に映画を観ることに限らず、作品の話をしながらお茶する提案もできます。
好きだと聞いていない趣味を、プロフィールの写真だけから決めつけないようにします。先に一つ聞いてみたい場合は、メッセージの話題を広げる例文を使って、今の会話を続けられます。
話題があるときの誘い方を、三つの場面で考える
カフェや食べ物の話をしている
相手:休みの日は、喫茶店で本を読むことが多いです。
自分:落ち着いて過ごせる時間、いいですね。よければ今度、昼にお茶しながらお話ししませんか?
ここでは、お茶をすることへの返事を待ちます。相手が行きたいと言ってから、相談するエリアや候補日を出せます。実際にはコーヒーを飲まないなら、同じ好みだと合わせず、「私は紅茶を頼むことが多いです」と自分の話を添えても構いません。
映画や作品の話をしている
相手:その作品は、最後の場面が好きでした。
自分:私も最後の場面について聞いてみたいことがあります。よければ一度、お茶をしながら続きを話しませんか?
見ていない作品なら「私も好きです」とは書きません。「教えてもらった作品のこと、もう少し聞いてみたいです」と、自分が言える範囲へ直します。作品について詳しいかどうかを競う誘いにする必要はありません。
互いの近況を話しているが、共通の趣味はまだ分からない
ここまでいろいろお話しできて嬉しいです。よければ一度、昼にお茶しませんか? まずは少し会ってお話しできたらと思っています。
共通点を作り上げなくても、実際にやりとりしてみて会いたいと思ったことを伝えられます。ただし、「せっかくこんなに話したので」のように、これまでの通数を会う理由として相手に求めないようにします。
「ぜひ」と返事が来たら、日程と場所を相談する
ありがとうございます。私は来週の土曜か日曜の午後なら空いています。行きやすい駅やエリアはありますか? 私は〇〇駅の周辺だと助かります。
候補は、自分が本当に空けられる日から選びます。相手の最寄り駅や勤務先を特定する聞き方より、会う場所として行きやすい範囲を聞きます。駅の候補が出たら、自分の移動も確認してから返事をしてください。
日程とエリアが合ったら、店の候補やメニューを送れます。どんな店がよいか、予算をどう伝えるかは、初デートの場所・時間・待ち合わせの決め方で紹介しています。誘いの一通へ、全ての確認事項を詰め込まなくても進められます。
返事が曖昧なときは、候補を増やす前に受け止める
「その週は忙しいですが、翌週なら」と代案がある
自分の予定と合わせて「翌週の日曜なら空いています」と相談します。代案は日程を決める材料として受け取り、それだけで相手の気持ちの強さまで判断しないようにします。
「忙しいので、また今度」とだけ返ってきた
分かりました。予定が落ち着いて、会ってみたいと思ったら教えてください。日程の相談はいったんここまでにしましょう。
空いている日を何日分も送って聞き直す必要はありません。相手が今は予定を決めないと答えたなら、その返事を受け止め、自分の予定も止めずに過ごせます。
「もう少しメッセージで話したい」と返ってきた
分かりました。では、会う約束はまだ決めずに、もう少しここでお話ししましょう。さっきの作品の話、続きが気になっています。
この返し方は、自分もやりとりを続けたい場合の例です。早く会うことを望んでいて、進め方が違うと感じるなら、その違いも自分の判断材料になります。相手に会わない理由の説明を何度も求めなくても構いません。
返事が来ないときに、誘い文を重ねない
送信できたか、日付を書き間違えていないかを確認したら、返事がない理由は推測で埋めないようにします。「お茶が嫌なら食事は?」「別の日は?」と別の提案を連続して送っても、最初の誘いへの答えはまだ受け取れていません。
予約を確定していないなら、相手の返事がないまま席を取ったり、待ち合わせへ向かったりしないでください。予定を決める相談と、提案しただけの段階を区別しておきます。
日程が決まったら、最後は用件だけ確認する
では、日曜の14時に〇〇店でお茶しましょう。私は15時頃までなら大丈夫です。集合は駅の△△口の前でどうですか?
店名、日時、集合場所が互いに同じ認識になっているか確認します。ここまで決まってから、「何時まで過ごせるか」「変更があったらどう連絡するか」も共有できます。詳しい住所など、約束に必要でない個人情報は足しません。
相手から断られた場合は、その意向を受け止めて提案を終えます。自分が断る側の文面は、デートを断るときの伝え方で、日程だけを変えたい場合と、今後会わない場合に分けて紹介しています。
送る一通を、四つの点で確認する
- 実際の会話に出た内容から提案しているか。
- まず会うかどうかを、相手が答えられる文章になっているか。
- 候補日は自分の予定を確認しているか。
- 断ったり保留にしたりできる余地を残しているか。
下書きに「まずはお茶に行ってみたい」という自分の希望が一つ書けていれば、日程や店は返事を受けて相談できます。一通で約束を完成させようとせず、相手の返事に合わせて次の用件へ進めてください。
