相手のプロフィールには登山、自分の趣味は映画。話してみたいと思ったのに、「私も好きです」と返せる話題が見つからず、最初の一通で止まってしまう。共通の趣味がないときは、趣味の名前を増やして探すより、書かれている一つについて、知りたいことを短く聞いてみる方法があります。

この記事では、詳しくない趣味への返し方、話が続かなかったときの切り替え方、趣味の活動に誘われたときの返事を紹介します。登場する人物やメッセージは全て架空の例です。決まった順番で質問するための台本ではなく、いま返したい場面に近いものを選んで使ってください。

知らない趣味には、詳しいふりをせずに入る

相手が「休日は陶芸をしています」と書いていたら、作品や技法の知識がなくても、始めたきっかけや、最近作ったものについて聞けます。プロフィールにないことを想像して褒めるより、書かれている内容から一つ選びます。

陶芸をされているんですね。私は未経験なのですが、写真のお皿はご自分で作ったものですか? 色が落ち着いていて、普段の食事にも使いやすそうだと思いました。

これは、実際に相手のプロフィールへ作品の写真が載っている場合の例です。写真がなければ、その部分を借りずに「最近はどんなものを作りましたか?」へ変えられます。送る相手にない情報を、例文に合わせて足さないようにします。

分からない言葉が出たら、「その言葉は初めて聞きました。どんなものですか?」と聞き返します。会話のために用語を急いで覚えて、経験者として話す必要はありません。

知識を試す質問より、相手の一場面を聞く

自分が詳しくないと、「おすすめを全部教えて」「初心者は何から始めればいい?」と相手に解説を頼みたくなることがあります。まだ始めたいと決めていないなら、入門講座を頼む形にせず、その人が楽しんだ場面について聞いてみてください。

次は、話題を絞るための書き換え例です。どの趣味なら必ず盛り上がる、と決める表ではありません。スマホでは、表を横にスクロールして読めます。

相手の趣味大きすぎる聞き方一場面に絞った聞き方
登山登山の楽しさを教えてください。最近行った山では、景色を見ながら休める時間もありましたか?
写真カメラは何を買えばいいですか?プロフィールの写真は、撮ろうと思って出かけた日のものですか?
映画おすすめをたくさん教えてください。最近見た映画で、見終わった後にも気になっていた場面はありますか?
料理何でも作れるんですか?最近、自分用に作っておいしかったものはありますか?

相手がすでに話してくれた内容と重なる質問は省きます。登った山の名前だけが返ってきたなら、その場所を知らないまま「最高ですよね」と合わせず、「どんな景色だったんですか?」と、気になった点を聞けます。

自分の話を返すときは、違う趣味のままでよい

相手の返事を読んだ後、自分にも似た経験を探して、一致させなくても話を返せます。次は、登山と映画の話をしている架空のやりとりです。

相手:先週は早起きして山へ行きました。上でコーヒーを飲んで帰ってきました。
自分:景色を見ながら飲む時間がよかったんですね。私は週末に映画を一本見て、帰りに喫茶店へ寄ることがあります。山では、登る時間と休む時間はどちらを楽しみにしていますか?

自分の趣味を「私の方は地味なんですが」と下げたり、相手の趣味を「大変そうで私には無理」と片付けたりせず、普段の過ごし方として置きます。話題を同じにするより、自分が何をしている人なのかも伝えるための一文です。

自分の話を添えたら、毎回質問で締めなければならないわけでもありません。相手が続きを話してくれたら、その話を聞けます。質問ばかりになっていると感じた場合は、質問攻めになったときの会話の戻し方も参考になります。

返事が広がらなければ、別の趣味を次々に探さない

「特にこだわりはないです」「最近はあまりやっていません」と返ってきたら、詳しい説明をもう一度求めず、その返事で区切れます。「では音楽は? スポーツは?」と質問を追加して、二人に共通する趣味が見つかるまで続ける必要はありません。

そうなんですね。私は昨日、家で久しぶりに料理をしました。少し作りすぎたので、今日も同じ夕食になりそうです。

これは、自分に実際にそんな出来事があった場合の例です。相手が答えるための新しい質問を用意せず、自分の日常を一つ話す形にもできます。それでも返事を自分だけでつなぎ続けているなら、話題探しをいったん止めてみます。やりとり全体を見直したい場合は、メッセージが続かないときの確認項目へ進めます。

趣味の活動への誘いには、参加したいかを別に答える

話を聞いているうちに、「今度一緒に山へ行きませんか」と誘われることも考えられます。話に興味を持ったことと、自分も参加したいことは分けて答えられます。

お話を聞くのは楽しいのですが、登山を始めたいとは今は考えていません。もしよければ、まずは街でお茶しながら、旅行の話なども聞けたら嬉しいです。

この例の代案は、自分も相手に会いたい場合だけ使います。会う気持ちがないなら、断りを柔らかくするために別の約束を足さず、「お誘いありがとうございます。今回は参加を控えます」と返す方法があります。

体験してみたい場合も、すぐ参加を約束する前に、どんな予定なのかを聞きます。自分に必要な準備や、難しそうなら断りたいという希望を伝え、分からないまま引き受けないようにします。

気になるのが趣味そのものか、二人の時間の使い方かを分ける

「趣味が違うから難しい」と感じた場面を、もう少し具体的に書いてみます。例えば、相手が映画を見ないこと自体より、「会う日は毎回、自分だけが映画を諦めるのだろうか」と気になっているのかもしれません。その場合は、好きな作品を増やすより、休日の相談へ進めます。

私は一人で映画を見に行く時間も残したいと思っています。一緒に出かける日と、それぞれ好きなことをする日があっても大丈夫でしょうか?

ここでは、自分も相手の予定を毎回変えてもらうつもりがないかを確認します。違う趣味を認めるつもりでも、実際の約束では片方だけが合わせ続けるなら、その場面について相談できます。もう少し広く生活の希望を話したいときは、価値観を確かめる質問集の「一人の時間と会う頻度」も使えます。

次の一通は、実際に気になった一点から作る

送る前には、相手が書いた言葉のうち気になったものを一つ選びます。自分には経験があるのか、知らないのかも確かめ、そのまま伝えます。「未経験だけれど、写真に写っていたお皿が気になった」なら、最初の例のように聞けます。

反対に、何も知りたいと思わないのに、共通点がないことだけを埋めるために質問を作り続けなくても大丈夫です。会話の後には、趣味の一致数より、「聞いてみたい話があった」「自分の話もできた」「次は少し違う話題で話してみたい」といった、実際のやりとりを振り返ってみてください。