「価値観が合う人がいい」と思っていても、同じ答えが返ってきたら安心してよいのか、違ったら諦めるべきなのかは迷うところです。例えば二人とも旅行が好きでも、出発前に全部予約したい人と、その場で決めたい人では、実際の相談は変わります。
この質問集は、答えを採点するためのものではありません。自分の希望、相手の希望、二人で相談できる範囲を分けるための、CREST独自の練習用コンテンツです。八つの場面から今の関係に合う一つを選んでください。回答例と会話は全て架空です。初対面で軽く話せる題材を探している場合は、初対面向けの価値観の質問例から始められます。
質問する前に、自分の答えも用意する
相手の理想だけを聞くと、自分との違いを後から判断する形になります。先に「私は予定が急に変わると困る方です」のように、自分の一言を添えても構いません。聞きたくない話題や、その日は答えたくない項目は飛ばします。
読む順番は「何を知りたいか→質問→返事の例→違ったときの追加質問」です。同じ答えでも、理由まで同じとは限りません。逆に答えが違っても、相談の仕方を選べることがあります。ここでは相性の点数や合格ラインは付けません。
1.予定変更:会う日を変えたいとき、どう知らせる?
確かめたいこと:変更そのものへの好みより、相手の時間をどう扱うか。急な用事が入ったときの相談を考えます。
質問:会う予定の日に急な仕事が入ったら、どんなふうに連絡したいですか?
回答例A:分かった時点で連絡して、その場で別の日も考えたいです。
回答例B:まず行けなくなったことだけ知らせて、日程は仕事が落ち着いてから相談したいです。
違ったら:「別の日がすぐ決まらなくても、いつ頃また相談できるか分かると私は助かります。それならできそうですか?」と、欲しい見通しを具体的に聞けます。
2.一人の時間:休みが重なったら、毎回会いたい?
確かめたいこと:会う頻度と、自分だけで使いたい時間の両方です。「一人が好き」だけで、交際への関心を判断しません。
質問:二人とも休みの日でも、一人で過ごしたい日はありますか?
回答例A:毎週一度は一緒に出かけたいけれど、半日は家で過ごしたいです。
回答例B:休みが合うなら会いたいです。会う予定がないと寂しく感じます。
違ったら:「一日中一緒でなくても、昼だけ会う形はどうですか?」と、時間の切り方を変えてみます。会わない日を作るなら、次の予定を先に相談する方法もあります。
3.お金の使い方:同じ店を選ぶなら、何を優先する?
確かめたいこと:収入の多さではなく、二人で使う時間にかける予算と、決め方の希望です。通帳や詳しい資産を見せ合う質問ではありません。
質問:週末に食事へ行くなら、普段はどのくらいの価格帯が落ち着きますか?
回答例A:普段は気軽な店で、ときどき記念日に少し特別な店へ行きたいです。
回答例B:回数は少なくても、気になる店へ予約して行くのが好きです。
違ったら:「普段はこのくらい、特別な日は事前に相談する形ならどうですか?」と、実際に負担できる範囲を伝えます。相手の提案が難しいときは、理由を細かく証明せず「今回はその予算だと難しい」と言えます。
4.疲れた日の連絡:話を聞いてほしい? 一人で休みたい?
確かめたいこと:疲れた日の過ごし方と、相手に頼みたい対応です。励ましのつもりの連絡が、その日に欲しいものとは限りません。
質問:疲れて帰った日は、少し話したいですか。それとも、まず一人で休みたいですか?
回答例A:話を聞いてもらえると嬉しいです。解決策はすぐにいりません。
回答例B:その日は静かに休んで、翌日なら話せることが多いです。
違ったら:「今日は聞いてほしい日か、休みたい日か、短く教えてもらうことはできますか?」と確かめます。連絡の速さまで調整したい場合は、返信ペースの相談例を使ってください。
5.意見の違い:その場で話したい? 時間を置きたい?
確かめたいこと:どちらの意見が勝つかではなく、話を再開する方法です。無理に過去のけんかやつらい経験を聞き出す必要はありません。
質問:意見が違ったとき、一度考える時間が欲しい方ですか?
回答例A:気になることは、その日のうちに少し話しておきたいです。
回答例B:すぐには言葉にしにくいので、一晩考えてから話したいです。
違ったら:「今日はここまでにして、明日の夜に続きを話す形はどうですか?」と、休むことと再開することを一緒に相談できます。どちらかが怖さを感じる言動まで、話し方の好みとして我慢する必要はありません。
6.友人との予定:二人の時間と、どう分けたい?
確かめたいこと:交際後も続けたい人付き合いと、予定の伝え方です。友人を選別したり、交友関係を全部報告してもらったりする質問ではありません。
質問:友人と会う予定は、付き合ってからも今くらい続けたいですか?
回答例A:月に何度か友人と会う時間は、そのまま大切にしたいです。
回答例B:二人の予定を先に決めてから、他の予定を入れたいです。
違ったら:「週末を全部空けるより、二人で会う日を先に一日決める形はどうですか?」と聞けます。会わない日の行き先や同行者を、細かく知らせる約束にまで広げないようにします。
7.外出の計画:予約するところと、その場で決めるところは?
確かめたいこと:同じ趣味でも、楽しみ方の違いをどう分担できるかです。旅行の話が早い関係なら、近場の外出に置き換えます。
質問:休日に出かけるなら、店まで決めておきたいですか?
回答例A:食事の場所は予約したいけれど、その後は散歩しながら決めたいです。
回答例B:天気や気分で変えたいので、候補だけ持っておきたいです。
違ったら:「昼の店だけ予約して、午後は自由にするのはどうですか?」と、決める範囲を分けられます。「計画的な人」「行き当たりばったりな人」と性格を決めつける前に、一回の外出で相談してみてください。
8.将来の暮らし:今決まっている希望と、まだ決めていないことは?
確かめたいこと:結婚や働き方など、関係を続けるうえで話しておきたい希望です。初対面で全てを聞くための項目ではありません。互いに今後の関係を考える段階で、話題にしたい理由を添えます。
質問:これからの関係を考えたいので聞きたいのですが、暮らす地域や働き方で、今大事にしている希望はありますか?
回答例A:仕事は今の地域で続けたいです。
回答例B:今は決めていませんが、暮らす場所は将来相談したいです。
違ったら:「今の希望として決まっている部分と、相談して考えられる部分を分けて教えてもらえますか?」と聞きます。大きな違いに気付いたときは、その場でどちらかが譲る約束をせず、自分にも考える時間を取ってください。
話した後は、三つの欄へ書き分ける
「合う・合わない」の二択で記録する代わりに、次の三つを書きます。
- 自分が大事にしたいこと。
- 相手から実際に聞いたこと。推測は書き足さない。
- 次に相談したいこと、または今回二人で決めたこと。
例えば「休日は半日一人で過ごしたい/相手は毎週会いたい/次は土曜の昼だけ会う案を相談する」。違いを消すのではなく、次に話す内容へ直しています。下のメモ欄でも一問分を整理できます。質問を続けすぎてしまうときは、聞く・話すのバランスを整える会話例も参考にしてください。
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