初デートが終わった後、「お礼は何を書けばよい?」「また会いたい気持ちまで伝えるべき?」と迷うことがあります。まずは、会ってくれたことへのお礼に、その日の具体的な出来事を一つ添える形から考えてみましょう。
そのうえで、また会いたいのか、まだ気持ちが決まらないのか、今後は会わないと決めたのかを分けます。この記事では、今の自分の気持ちに合わせた書き方を紹介します。例文は全て架空です。実際にあったことと、自分が思っていることへ置き換えて使ってください。
書く前に「お礼」と「次の約束への気持ち」を整理する
相手に時間を取ってもらったことへの感謝と、次も会うかどうかは、分けて考えられます。お礼を送ったからといって、次のデートを約束しなければならないわけではありません。
- また会いたい:お礼と感想に、もう一度会いたい気持ちを添える。
- まだ迷っている:事実に沿ったお礼を送り、決めていない約束は書かない。
- 今後は会わないと決めた:誘いへの返事が必要なら、お礼と一緒に自分の意向を明確に伝える。
「感じよく返さなければ」と思って、迷っているのに「ぜひまた会いましょう」と書く前に、今どこまで伝えられるかを一度確かめてみてください。
基本は、お礼・具体的な出来事・必要なら次の希望
文章を考えにくいときは、次の三つを順に並べます。長い感想文にせず、伝えたいことを一つずつ書けば十分です。
- 時間へのお礼:「今日はお時間を作っていただき、ありがとうございました」
- 当日の具体的な出来事:「本屋さんで、おすすめの小説を教えてもらえてうれしかったです」
- 今の希望:また会いたい場合だけ、その気持ちや次の提案を添える。
場所を探してくれた、話を聞いてくれた、一緒に見た展示が印象に残ったなど、実際にあったことから選びましょう。「全部最高でした」と大きくまとめなくても、自分が感謝している場面を一つ伝えられます。
The Gottman Instituteが公開するパートナー向けの記事でも、相手の行動などへの感謝は具体的な言葉で伝える方法が紹介されています。ここでは初デートのお礼を考える際の参考として、その日の出来事に目を向けています。出典:The Gottman Institute「Creating and Sustaining a Culture of Appreciation in Difficult Times」。
気持ち別に考える、初デート後のお礼メッセージ例
また会いたいとき:感想に、次の希望を一つ添える
「今日はありがとうございました。喫茶店で旅行の写真を見せてもらえて、楽しかったです。もう少しお話ししてみたいと思いました。よければ、話に出ていた写真展に今度一緒に行きませんか?」
もう一度会いたいと思っているなら、その気持ちを書いて構いません。具体的な場所がまだ思いつかない場合は、「またお会いしてお話ししたいです」と希望だけを伝える形もあります。
一通に日程・店・集合場所まで詰め込まず、相手も会いたいと思っているかを確認してから相談できます。次の予定を具体化する段階では、2回目デートの誘い方についてのコラムも参考にしてください。
まだ迷っているとき:今、言えることだけを伝える
「今日はお時間を作っていただき、ありがとうございました。予約してくださったおかげで、落ち着いてお話しできました。帰り道も気をつけてお帰りください」
楽しかったかどうかも言葉にしにくいなら、時間や具体的な配慮へのお礼を中心にできます。気持ちを決めるために少し考えたいとき、無理に好意を強く見せる言葉を足す必要はありません。
すでに次の誘いを受けていて、返事を待ってもらいたい場合は、「次のお誘いについては、少し考えてからお返事してもよいでしょうか」と別に伝えられます。返せる見込みがあるなら日を添え、決められない日付は約束しないようにしましょう。
今後は会わないと決めたとき:相手の評価を並べず意向を伝える
「今日はお時間をいただき、ありがとうございました。お会いして考えたのですが、今後お会いすることは見送らせてください」
誘いを断るときに、相手の外見や話し方などを細かく評価する必要はありません。「忙しくて、またいつか」と、将来の約束があるように読める言い方を使う前に、伝えたい意向に合っているかを確認してみましょう。
お礼だけを送った後で誘われた場合も、その時点で意向を伝えられます。最初の一通に、全ての結論を詰め込まなければならないわけではありません。
送るタイミングは、落ち着いて書けるときに決める
ここでは、帰宅してひと息ついたときなど、当日の出来事を振り返れるタイミングで短く書く方法を提案します。移動中に急いで長文を考える必要はありません。
帰りが遅くなったり、疲れていたりしたら、翌日に「昨日はありがとうございました」と送る形もあります。相手が読む時間は選べないので、すぐの返事を前提にしない文章にしておきましょう。
「何分待てば好意が伝わる」「相手より後に送れば有利」といった時間の駆け引きを、お礼の目的にしなくても大丈夫です。今の気持ちと、感謝していることが文章に合っているかを確かめてから送ってみてください。
相手から先にお礼が来たら、その内容に返す
用意していた例文をそのまま送る前に、届いたメッセージを読んでみましょう。「今日は本の話ができて楽しかったです」と来たなら、その言葉に自分の感想を返せます。
「こちらこそ、ありがとうございました。私も本の話ができてうれしかったです。教えてもらった短編集、読んでみようと思います」
相手が次のデートについて尋ねていたら、その問いにも返します。また会いたいならそう伝え、迷っているなら考えたい旨を伝える。すでに届いている質問を残したまま、新しい話題だけを始めないように確認すると、やりとりを整理できます。
返信の速さや長さだけで、次の関係を決めつけない
お礼にすぐ返信がなくても、理由までは分かりません。「嫌われたのでは」と考えて同じ内容を何度も送る前に、自分はお礼を伝え終えていることを確認してみましょう。
次の誘いを添えている場合も、相手が返事を選べる余地を残します。日程に関する確認が必要なら、その用件を一度整理して伝えられますが、返事がない間に新しい予定を決まったものとして扱うのは控えましょう。
短い返信が来た場合も、文面に書かれていることと、自分の推測を分けて受け止めてみてください。連絡の頻度や返信待ちの負担を見直したいときは、返信ペースが合わないときの伝え方でも考え方を紹介しています。
送信前に、三つだけ読み返す
- 実際にあったことを書いているか。相手に合わせて、覚えていない話題や感じていない気持ちを足していないか。
- 次の約束への気持ちと合っているか。迷っているのに約束したり、会いたいのにお礼だけで終えたりしていないか。
- 相手が答える必要のある用件は明確か。すでに来ている誘いへの返事を残していないか。返事を急がせる要求を重ねていないか。
普段は敬語で話していた相手なら、文面もその距離感に合わせて考えられます。絵文字やくだけた表現は、自然に使いたい範囲で十分です。
初デート後のお礼で、よく迷うこと
ごちそうになった場合は、どう書けばよいですか?
実際にごちそうになったなら、「今日はごちそうさまでした。お店も探してくださって、ありがとうございました」と、受けた配慮へのお礼を添えられます。そのお礼と、次に会うかどうかは分けて考えられます。会計について具体的なやりとりが残っていれば、その用件にも返事をしましょう。
楽しかったと言い切れないときも、書いた方がよいですか?
気持ちにない感想を加える必要はありません。「お時間を作ってくださってありがとうございました」など、事実に沿ったお礼を選べます。例文の全ての要素を埋めることより、自分の言葉として送れる内容かを確かめてください。
その場で「また会いましょう」と言った後に迷ったら?
次の予定を相談する前に、今の気持ちを考え直せます。すでに日程を約束していて変更が必要なら、その予定をどうしたいかも伝えましょう。相手から具体的な提案が来ている間、曖昧なお礼だけを返し続けないことを意識してみてください。
お礼に、今の自分が言える一言を添える
まず、会ってくれたことへのお礼を書く。次に、その日の具体的な出来事を一つ選ぶ。最後に、次の約束について今伝えられる希望があるかを確かめる。この順で、一通を組み立ててみましょう。
初デート後のお礼は、相手の反応を操作するための文章にしなくて構いません。感謝と、今の気持ちを無理なく言葉にするために、今回の例文を調整して使ってみてください。
