二度会って、次は三回目。「そろそろ気持ちを確かめたい」と思う一方、告白を待つべきなのか、自分から聞いてよいのか迷う。次に会う予定は決まっていても、二人がどんなつもりで会っているかは話していない。そんな場面で使える、希望の伝え方を考えます。

この記事の予定や会話はすべて架空の例です。三回目を交際の期限にしたり、会った回数から相手の気持ちを判定したりするものではありません。自分が次にどうしたいのかを伝え、相手の希望も聞くための相談例です。

回数より、いま何が分からなくて困っているかを整理する

「三回目だから何か言わないと」と考えたら、まず困っていることを一つ書き出します。相手も恋人を探しているのか、これからも二人で会いたいのか、すぐに交際することを期待されているのか。知りたいことによって、聞く言葉は変わります。

例えば、次も会う約束をしたいだけなら、その希望を伝えられます。一方、自分は交際を考え始めていて、相手は友人として会っているかもしれないことが気になるなら、日程だけ決めても疑問は残ります。次の店を探す前に、関係への希望を話す時間を取りたい、と考えられます。

回数を数える代わりに、これまで会ってよかった場面と、まだ聞けていないことをそれぞれ一つ挙げてみてください。「食事中に仕事の話をゆっくり聞けた」「これからどんな関係を望んでいるかは知らない」と書けば、自分が持ち出したい話題を絞れます。

相手の答えを考える前に、自分の希望を一文にする

相手の気持ちを聞きたいときも、自分の答えが交際かお断りかの二択になっている必要はありません。もう少し会って知りたい、交際を考えている、今はまだ決められない、といった現在地を整理します。

一緒に過ごしていて楽しいので、私はこれからも二人で会って、もう少しお互いを知りたいと思っています。

交際したい気持ちがあるなら、「私は恋人としてお付き合いすることを考えています」と具体的に伝えても構いません。反対に、まだそこまで決まっていないなら、相手に合わせて同じ気持ちだと約束しないようにします。

「もっと知りたい」の中身も一つ用意すると、次の相談が進めやすくなります。食事以外でも一緒に過ごしてみたい、休日の予定の組み方を話したい、などです。ただし、相手を採点するための試験にするのではなく、自分が知りたい日常として話します。

気持ちを聞くときは、自分の話からつなげる

「私のこと、どう思っているの?」と聞くこと自体を避ける必要はありません。ただ、何を答えてほしいのかを自分でも整理できていないなら、先に自分の希望を短く伝える形にできます。会っていてよかった具体的な場面を添えると、話を持ち出した理由も伝わります。

前にゆっくり話せたのがうれしくて、また会いたいと思いました。私はもう少しお互いを知りたいのですが、今はどんな気持ちで会ってくれていますか。

「三回目なんだから、答えは決まっているよね」と確認する形にはしません。相手が話している途中で、望んでいる答えへ言い換えたり、すぐに結論を付けたりせず、分からない部分を聞き直します。「一緒にいて楽しい」という返事と、「交際したい」という返事を同じ意味として扱わないようにしてください。

話をするタイミングは、その日の予定に合わせて選びます。帰る直前だと自分が落ち着いて聞けないと思うなら、お茶を飲んでいる時間などに「これからのことを少し話してもいいですか」と切り出せます。話し始める前から、その場で結論を出す約束を求めなくても大丈夫です。

相手も交際を考えていたら、同じ意味で話しているか確かめる

「自分もそう思っていた」と言われたら、うれしさを伝えたうえで、二人が何に同意したのかを確認します。また会いたいという意味なのか、恋人として付き合いたいという意味なのか、曖昧なまま進めないためです。

同じように考えてくれていてうれしいです。私は、恋人としてお付き合いしたいと思っています。あなたもその意味で話してくれていますか。

二人とも交際を望んでいると分かっても、その日に連絡の頻度や会う日をすべて決める必要はありません。まず次に会う予定を相談し、生活の希望は一つずつ話せます。聞きたいことが多い場合は、価値観を確かめる質問集から、そのとき気になる項目を一つ選んでみてください。

相手の返事が「次も会いたい」までなら、そこまでを受け取ります。自分が交際を希望していることは伝えられますが、交際が決まったように周囲へ話す前に、二人の認識をそろえておきます。

「まだ分からない」と言われたら、次にできることを相談する

迷っている理由を無理に全部説明してもらうより、これからも会いたい気持ちはあるか、自分はその形で会い続けたいかを考えます。「まだ分からない」を、待てば必ず交際できる約束にはしないようにします。

今の気持ちを話してくれてありがとう。私はもう一度会ってみたいです。あなたも会いたいと思っているなら、次の予定を相談しませんか。そのときに、これからの希望もまた話せたらと思っています。

この文面は、自分も会いたい場合の例です。答えが決まらないまま会い続ける形を自分が望まないなら、「私は交際を考えられる相手と会いたいので、今の形で次の予定を入れるかは考えたいです」と伝えられます。期限を出して気持ちを変えさせようとするのではなく、自分が引き受けられる予定を選びます。

逆に、自分がまだ決められない側なら、相手に無期限で待つことを求めず、その気持ちを伝えます。ゆっくり関係を進めたいときの伝え方には、急がない希望と相手の選択を両方残す例があります。

恋人としては考えていない、と言われた場合

望んでいた返事でなくても、理由を聞き尽くして考えを変えてもらおうとする必要はありません。友人としてなら会いたいと言われた場合も、自分がその関係を望むかを考えてから返事をします。

気持ちを伝えてくれてありがとう。私は恋人としての関係を考えていたので、友人としてすぐに会う約束をすることは、今は難しいです。次の予定はいったん見送らせてください。

すでに予約や待ち合わせの約束がある場合は、それをどうするかも別に連絡します。気持ちへの返答と、店の予約を取り消す相談を混ぜず、必要な確認を済ませます。関係を終えるときの連絡例は、曖昧にしないデートの断り方にもあります。

相手が話題を変え、希望が分からなかった場合は、一度だけ「今後も二人で会いたいと思っているかは聞きたいです」と質問を絞り直せます。それでも話せないなら、返事を想像で補って交際に進んだことにはせず、自分が次に会うかを判断します。

会った後は、実際に話せた内容だけを確認する

帰宅後のお礼では、相手が言っていない約束を書き足さないようにします。「また会いたい」と話せたなら、その範囲で次の予定を相談します。交際の結論を保留したなら、そのことも含めて言葉をそろえられます。

今日は話を聞かせてくれてありがとう。お互い、もう一度会ってみたいというところまで相談できたと思っています。来週の土曜か日曜にお茶するのはどうでしょうか。

送る前に、「自分の希望を伝えたか」「相手が実際に言ったことは何か」「次に何を相談するのか」を確認してみてください。聞き間違いが気になれば、その部分だけ短く確かめられます。二人が話した内容に合わせて、次に会うか、いつ何を相談するかを選べます。