マッチングアプリで話している相手から「LINEに移りませんか」と言われた。やりとりは続けたいけれど、まだ別の連絡先を渡したくない。そんなときは、交換する日を無理に約束せず、今はアプリ内で話したいという希望を伝えられます。
この記事では、交換を保留にする文面、断った後の返答への対応、外部リンクを送られたときの確認をまとめます。会話は全て架空の例です。連絡先を交換した、しなかったという一つの行動だけで、相手が安全か、誠実かを判定するものではありません。
交換したいかと、会話を続けたいかを分けて答える
会話を続けたい場合は、その希望を添えたうえで、今は連絡先を交換しないことを伝えます。
これからもお話しできたら嬉しいです。ただ、連絡先の交換はまだ考えているので、今はこのアプリでやりとりしたいです。
「一週間後なら交換します」と書くのは、その時点で本当にそう決めている場合だけです。断りを柔らかくするために期限を加えると、期限が来た日にもう一度断ることになります。
アプリの通知に気付きにくいと言われても、自分が渡したくない連絡先を急いで渡す理由にはしなくて構いません。「確認できるときに返事をする形になりますが、今はここでお話ししたいです」と、できる範囲を伝えます。
断った後の返事に合わせて、次の一通を決める
「分かりました。このまま話しましょう」と返ってきた
同じ説明を繰り返さず、話していた内容へ戻れます。
ありがとうございます。では、ここでお話ししましょう。さっき教えてくれた本は、どんなところが好きでしたか?
「なぜ? 信用していないの?」と聞かれた
自分の判断を、相手の人格の評価として説明する必要はありません。
まだ別の連絡先を渡すことには慎重に考えたいと思っています。今はアプリ内でやりとりしたいという希望です。
相手が納得するまで、過去のトラブルや個人的な事情を話し続けなくても構いません。今は交換しないという内容を変えずに伝えます。
断った後も、別の連絡先を何度も求められる
連絡先は今はお伝えしません。この希望が合わないようなので、やりとりはここまでにさせてください。
別のSNSなら、電話番号だけなら、という形へ変えて交渉を続けることを望まない場合は、会話を終えられます。やりとりを続けない文面の考え方は、曖昧にせず断るときのメッセージ例にもまとめています。
連絡先の交換と、外部サイトでの登録は別の用件
「こちらのページで登録すれば連絡できる」「本人確認のため、カード情報を入力して」とURLが届いた場合は、連絡手段を相談しているだけなのかを立ち止まって確認してください。
警察庁は、実在のサービスなどをかたり、偽のサイトへ誘導してID・パスワードやカード情報などを盗むフィッシングについて案内しています。届いたリンク先へ情報を入力する前に、自分が利用するサービスの公式アプリや、自分で確認した公式サイトから案内を確かめます。出典:警察庁「フィッシング対策」
相手と話すための登録だと言われても、内容が分からないまま、パスワードや認証コードを相手へ渡したり、書類の画像を送ったりする方向へ進めないようにします。連絡先の交換を保留にしたことと、新しい手続きをするかどうかは切り分けます。
早い段階で別のサービスへ誘われたら、要求の内容も確認する
警察庁は、マッチングアプリで知り合った後、早い段階で別の連絡サービスに誘導されることなどを、SNS型ロマンス詐欺への注意点として挙げています。会ったことのない相手から投資や旅費などのお金の話が出ていないかにも注意するよう案内しています。出典:警察庁「SNS型ロマンス詐欺」
相手がどんな職業だと言っているか、写真が好みかということより、いま何を求められているかを見ます。話を移した直後に、投資、送金、購入、身分証の提出などの用件が加わっていないかを確認してください。
金銭の要求が出ている場合は、送金前の確認と相談先で、公的窓口と相談メモの例を確認できます。相手が本物だと証明してくれるまで会話を続けるのではなく、要求に応じる前に相談することを優先します。
自分が交換したいと思ったときも、公開範囲を見直す
後になって交換したいと感じた場合は、交換先で相手にどのように自分が表示されるかを、そのサービスの設定や公式案内から確認します。表示名やアイコンを、仕事や家族との連絡にも同じように使っていないか、自分が共有してよい範囲を見直せます。
確認するための例として、次の項目を使えます。
- 表示される名前を、相手へ伝えてよいか。
- プロフィールの画像や文章に、勤務先など控えておきたい情報を残していないか。
- 連絡を終えたいときに、そのサービスの案内を自分で確認できるか。
具体的な設定項目はサービスによって異なるため、ここでは特定のボタンや初期設定を断定しません。交換することと、相手の求める情報を全て伝えることも別です。
自分が交換を提案して断られた場合
自分から誘った場合も、相手が「今はアプリで話したい」と答えたら、その返事を受け止めます。「何が不安?」「ほかの人とは交換している?」と理由を続けて聞くより、希望された連絡方法で続けるかを、自分も考えられます。
分かりました。では、このアプリでやりとりしましょう。交換については、今は決めずにおきましょう。
これは、自分もその方法で続けたい場合の例です。一度返事をもらった後に、同じ提案を何日おきかで繰り返す約束にはしません。
待ち合わせのためでも、まず必要な連絡を言葉にする
「会うから交換しておこう」と言われて迷う場合は、当日に必要な用件を先に確認できます。日時、集合場所、変更時にどこへ連絡するかを、互いに分かる形で決めます。
連絡先の交換は、会ってから考えたいです。当日の変更はこのアプリで連絡する形で大丈夫でしょうか。集合場所は、〇〇駅の△△口の前で合っていますか?
これは、自分がその連絡方法を使える場合の架空の例です。相手にも連絡方法の希望があるため、合意できないまま約束を進めないようにします。待ち合わせの確認は初デートの場所と時間の決め方にも載せています。
今は交換したくないという返事をした後、無理なく会話を続けられるかも、自分が今後のやりとりを考える材料になります。交換の日を決めることより、自分が伝えてよい範囲を守ったまま話せるかを確かめてください。
